会の概要
「会の概要」
 日本の歴史や文化を研究する上で、古文書の果たす役割が大きいことは言うまでもありません。古文書の形態や機能を明らかにし、文化遺産のひとつとしての意味づけや保存の問題を考えるなど、歴史学をはじめ多くの分野の方々が、深い興味と関心をいだいて研究をすすめてきました。幸いにわが国には大量の古文書が伝存していることから、この営みはまことに大きな成果を挙げています。また、各方面において国際的関心が高まる今日、日本の古文書の世界的位置付け、ないしは比較的研究の重要性が叫ばれています。

 わが国のこのような古文書学界を代表し、常に研究の新しい展開面を見据えながら、全国学会としての内容を備え、役割を果たしてきたのが、日本古文書学会です。毎年一度行われる学術大会は、その豊かな成果と和かな会員同志の交流という点で、高く評価されています。年に二回刊行される機関誌『古文書研究』は、その充実した内容と多彩な記事を盛り込んで、この種の専門誌としては幅広い読者層を誇っています。

 ところで、現今における人文科学の急速な発展は、古文書研究の深化と多様さという形で、この日本古文書学会にも学問の成果を期待しております。それは、この学会にとって、長い学問史を踏まえながら、研究活動の新しい地平を拓くことにほかなりません。今こそ、新しい同学の士を広くこの学会にお迎えし、より豊かな学会活動を実現することが、切実に求められています。

 日本古文書学会では、このような時代の要請にしたがって、多勢の新会員をこの学会にお招きいたしたいと思います。どうぞご入会の上、日本古文書学会の会員としてご活躍下さいますようお願い申しあげます。

 なお、入会やこのHPについてなど会務に関するお問い合わせは、古文書学会事務局へご連絡ください。
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日本古文書学会事務局


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